鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)
鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)とは
【鼠径ヘルニアの症状】
いわゆる脱腸のことです。鼠径部(股のつけ根)にやわらかいコブがあり、痛みはありません。
男の子は、陰嚢(いんのう)が腫れて、陰嚢内に小腸が飛び出すことがあります。
女の子は、小腸だけではなく、卵巣の場合もあります。
とびだした臓器は手で押すとお腹に戻りますが、腸がヘルニア嚢の入り口で締めつけられ戻らなくなった状態(かんとん)になると、血行障害で頭痛、嘔吐、吐き気などの症状が見られます。
壊死する場合もあり、生命にかかわることもあります。
【鼠径ヘルニアの原因】
原因ははっきしませんが、先天性のものだと考えられています。
【鼠径ヘルニアの治療】
乳幼児では、自然に治ることもありますが、根治のためにはなるべく早く手術をします。ヘルニア嚢の入り口の部分を縛る手術をします。
子供の医学辞典
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