はしか(麻疹)
はしか(麻疹)とは
【はしか(麻疹)の症状】
初めはかぜの症状と区別がつきませんが、口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)でができます。
いったん熱が下がって再び上がり、額や耳の後ろから赤い発疹が出始め、胸、顔、背、腹、手足と全身に広がります。
発疹が出てから、数日熱が続き、熱が下がるとともに発疹が消え始めます。発疹が完全に消えるには1ヵ月ちかくかかります。
合併症があり注意が必要です。中耳炎や肺炎、急性肺炎を合併すると命にかかわることもあります。
ごくまれですが、はしかにかかったあとに亜急性硬化性全脳炎になることがあります。忘れっぽくなったり、言語不明瞭、けいれんや運動障害などの症状が見られ、命にかかわることもあります。
【はしか(麻疹)の原因」】
病原体は麻疹ウイルスで、患者の鼻やのどの分泌液からの飛沫感染や直接感染で感染します。
潜伏期間は、約10日で、発疹が出るまでは14日間です。
【はしか(麻疹)の症状】
安静にし、解熱剤や、せき止め薬の投与で、2次感染を防ぐために抗生物質を投与します。高熱が続く場合には、氷枕で冷やしてあげたり、水分も十分にとりましょう。
胃腸やのどにもぶつぶつが出るので、果汁やプリン、スープなどの口当たりがよく、消化のよいものを与えましょう。
発疹が出ている間は、入浴は避け蒸しタオルで拭いて清潔を保つようにしましょう。発疹が薄くなり、咳が少なく、熱が下がれば入浴してもよいです。
保育園や学校などに通っている場合は、治療証明書や登園許可証などの医師の許可をもらってからの登園・登校になります。
子供の医学辞典
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