感染系の病気 子供の医学辞典
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とは
【おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の症状】
発熱が1日〜3日続き、耳の下が痛くなります。口を開けたり、食べ物をかむときに痛がります。
片方だけが腫れる場合と、両方の耳下が腫れる場合とがあります。
耳の下の唾液腺が腫れるのは、7日〜10日ほどでひきます。熱も数日で下がります。
しかし、合併症には注意が必要です。激しい頭痛や嘔吐が見られる髄膜炎や、その他には、
脳炎や難聴、睾丸炎や卵巣炎が起こることもあります。
幼いうちより大きくなってからかかるほうが症状が重くなっていきます。

かぜ症候群
かぜ症候群とは
【かぜ症候群の症状】
くしゃみ、鼻水、せき、のどの痛みなどが主な症状です。
発熱や頭痛、倦怠感、関節の痛み、機嫌が悪い、ぐったりしている、食欲がないなどがみられることもあります。
かぜ自体は比較的軽い病気ですが、鼻やのどの粘膜の抵抗力が弱まり、引き続き細菌感染が起こることもあるので注意しましょう。
(気をつけたい細菌感染)
急性中耳炎、急性副鼻腔炎、肺炎、急性気管支炎、咽頭炎など

とびひ(伝染性膿痂疹)
とびひ(伝染性膿痂疹)とは
【とびひの症状】
乳幼児に多く見られる皮膚の病気で、かゆみが強い透明な水疱ができます。
放置しておくと、膿をもち、だんだんかゆみが強烈になります。水泡も破れやすく、かいてしまい膿が手につき他の部位を触ると、その部位に水泡ができ、どんどん広がっていきます。

はしか(麻疹)
はしか(麻疹)とは
【はしか(麻疹)の症状】
初めはかぜの症状と区別がつきませんが、口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)でができます。
いったん熱が下がって再び上がり、額や耳の後ろから赤い発疹が出始め、胸、顔、背、腹、手足と全身に広がります。
発疹が出てから、数日熱が続き、熱が下がるとともに発疹が消え始めます。発疹が完全に消えるには1ヵ月ちかくかかります。
合併症があり注意が必要です。中耳炎や肺炎、急性肺炎を合併すると命にかかわることもあります。
ごくまれですが、はしかにかかったあとに亜急性硬化性全脳炎になることがあります。忘れっぽくなったり、言語不明瞭、けいれんや運動障害などの症状が見られ、命にかかわることもあります。

りんご病(伝染性紅班)
りんご病(伝染性紅班)とは
【りんご病の症状】
両頬がりんごのように赤くなるため、りんご病と呼ばれています。
両頬にチョウのような形の赤い発疹が出ます。1〜2日後には、腕やおしり、太ももにも網目模様の赤い発疹が広がります。熱は微熱程度です。
まれに、かぜに似た症状があらわれることもあります。
赤い発疹は、かゆみやほてりがあります。日光にあたったり、泣いたり、興奮すると赤みが増します。

ウイルス性肺炎
ウイルス性肺炎とは
【ウイルス性肺炎の症状】
かぜ症候群だけでなく、はしかや水痘が長びくことでも起こるおそれがあります。
細菌性肺炎よりも軽症なことが多いですが、はしかなどのウイルスの種類によって重症化することもあります。
ひどい咳と高熱がみられます。細菌性と比べると軽症ですが、細菌感染や急性呼吸不全を起こすことがあるので注意が必要です。

プール熱(咽頭結膜熱)
プール熱(咽頭結膜熱)とは
【プール熱の症状】
高熱とのどの痛み、目の充血や目やになどの結膜炎の症状があらわれます。
目やにの多さに気づくこともあります。熱は3〜4日続き、他の症状は1週間ほどで治ります。
全身もだるく、関節痛、頭痛、腹痛、下痢を起こす子もいます。

ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナとは
【ヘルパンギーナの症状】
夏かぜの一種です。
急に39度前後の熱が出て、のどの痛みを訴えます。のどの奥に赤い小さな水ほうができます。つばを飲むと痛いためよだれがふえます。
機嫌が悪くなり、食欲が低下します。頭痛や腹痛、嘔吐の症状が出ることもあります。

ロタウイルスによる胃腸炎
ロタウイルスによる胃腸炎とは
【ロタウイルスによる胃腸炎の症状】
激しく嘔吐し、熱が出て、白っぽい下痢が出ます。下痢は、一日に何度も出ます。
熱と嘔吐は2,3日で下がりますが、下痢は続きます。便の色が少しづつ変わり、黄色っぽくなり始めると数日で通常の便に戻ります。

外陰部膣炎
外陰部膣炎とは
【外陰部膣炎の症状】
外陰部が細菌感染によって炎症を起こす病気です。
外陰部が赤く腫れて、かゆくなります。痛みをともなうこともあり、黄色いおりものや膿が出ます。

手足口病
手足口病とは
【手足口病の症状】
てのひら、足の裏、口の中に小さな水ほうができます。熱もほとんどあがらず、微熱程度ですぐに1日、2日でさがります。夏かぜの一種です。
お尻や肘、膝、足の甲に水ほうに混じって赤く盛り上がった小さな丘疹ができることもあります。
痛みやかゆみはありませんが、口の中の水ほうがやぶれると痛がることもあります。
ウイルスの種類によっては、無菌性髄膜炎を合併することもあります。

水いぼ(伝染性軟属腫)
水いぼ(伝染性軟属腫)とは
【水いぼの症状】
表面がツルッとしていて、背中や、脇の下、わき腹などの全身にできます。
痛みやかゆみはほとんどありませんが、いぼをつぶしてしまうと、かゆ状の内容物がでてきます。その内容物の中にウイルスが入っていて、他の場所に付着すると新たないぼができます。どんどん増えていきます。

水ぼうそう(水痘)
水ぼうそう(水痘)とは
【水ぼうそう(水痘)の症状】
赤い発疹が、顔や首、腹部にあらわれ、全身に広がります。頭や口の中、まぶたや陰部にもできます。発熱も出ることがあります。発疹は強いかゆみがあります。
発疹は次々と出て、黒っぽいかさぶたになっていきます。かさぶたは自然とはがれます。

帯状疱疹(帯状ヘルペス)
帯状疱疹(帯状ヘルペス)とは
【帯状疱疹の症状】
虫さされのような赤い発疹が帯状に多数、体の片側だけに出ます。
かゆみや痛みもあり、発疹から水ほうになり、膿ほう、かさぶたへと移行します。

単純疱疹(単純ヘルペス)
単純疱疹(単純ヘルペス)とは
【単純疱疹の症状】
水ほうが唇や口の中、外陰部にできて、高熱がでて、リンパ節が腫れます。痛みをともないます。

百日ぜき
百日ぜきとは
【百日ぜきの症状】
かぜのひき始めのように、咳やくしゃみ、鼻水で始まります。発熱は見られませんが、次第に咳がひどくなり、夜に激しく咳込むようになります。
1〜2週間すると、百日ぜき特有の咳が出ます。立て続けに激しく咳込み、最後には息をヒューと吸い込む音がします。咳とともに嘔吐や粘り気のある透明の痰が出たり、呼吸困難を起こすことがあります。
6ヶ月以下の乳児は、この特徴的な咳がなく、息が詰まったようになり、突然無呼吸に発作を起こし命にかかわることもあります。

風疹(三日ばしか)
風疹(三日ばしか)とは
【風疹(三日ばしか)の症状】
はしかに似ているが、軽症で三日程度で治ることが多い。
年齢が低いほど症状は軽いため、感染しても発症しないこともあります。
発疹が出る前に、耳の下や首の後ろが腫れ、発疹が見られます。顔や手足、全身に出ます。咳や鼻水、のどの腫れや痛み、目の充血も見られます。あまり高熱は出ず、37〜38度ぐらいです。発疹は3日程度で消えますが、リンパ節の腫れがおさまるのは、2〜3週間かかることもあります。

流行性結膜炎
流行性結膜炎とは
【流行性結膜炎の症状】
目やにが多く出て、涙目になり、涙が出ます。まぶたの裏側に小さな水ほうができ、目を動かしたり、瞬きをする際に異物感があります。

子供の医学辞典
| とびひ(伝染性膿痂疹) | 百日ぜき | 流行性結膜炎 | ロタウイルスによる胃腸炎 | 単純疱疹(単純ヘルペス) | 帯状疱疹(帯状ヘルペス) | 水いぼ(伝染性軟属腫) | りんご病(伝染性紅班) | ヘルパンギーナ | プール熱(咽頭結膜熱) | 手足口病 | 水ぼうそう(水痘) | 風疹(三日ばしか) | はしか(麻疹) | おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) | かぜ症候群 | 外陰部膣炎 | ウイルス性肺炎